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大腸カメラ検査

大腸カメラ

小さな大腸ポリープの発見も可能

下部内視鏡(大腸カメラ)は肛門から内視鏡を挿入し、小さなカメラで直腸から盲腸までの炎症、ポリープやがん、潰瘍などの病変を調べるのに使われる検査機器です(場合によっては、大腸ポリープの切除も行えます)。
他の検査では識別困難だった大腸の色調変化や粘膜面の変化をとらえることができるため、小さなポリープの発見も可能です。
また、疑わしい部位が見つかった場合は、生検(ごく小さい組織片を摘まみ出し、顕微鏡などで詳しく調べること)のための採取をすることができます。
40歳以上の方には、一度は大腸カメラ検査をお受けになるよう、お勧めいたします。

大腸内視鏡検査についての動画(大腸カメラ)

大腸内視鏡検査の流れの動画(大腸カメラ)

当院で実施する大腸カメラ検査の特徴

特徴1 不快感や苦痛をできるだけ抑えた検査

大腸カメラの苦痛は、胃カメラの反射による苦痛よりもっと直接的です。これは腸管の屈曲した部分を硬い内視鏡を無理に押し込んで通過させようとすることから起こります。胃内視鏡のように、浅い麻酔で消える性質のものではありません。
痛みの程度は、患者様の感覚の違いではなく、術者の技術に関係しているのです。同じ患者様でも、挿入の仕方により、苦痛は驚くほど違います。経験豊富な専門の医師は、「軸保持短縮法―少量送気法」という技術を使って検査を施行しますが、完璧にマスターするまでは2,000件以上の内視鏡検査歴が必要とされます。
当クリニックの検者(消化器内視鏡専門集団)は全員が「軸保持短縮法―少量送気法」を習得しております。
当クリニックの内視鏡医師は、豊富な大腸検査の実績から、驚くほど楽に、短時間で検査を施行することをお約束します。

特徴2 女性の方も安心して検査を

当クリニックでは、女性と男性の待合室(検査前処置室)は完全に分かれています。女性医師による検査をご希望の場合は、予約時にお申しつけください。女性の方も羞恥心なく安心して検査を受けていただくことができます。

特徴3 院内下剤に対応しています

カメラを挿入して行う大腸の検査では、腸内をきれいにしておくために下剤を使用します。当院では、受診前に自宅で下剤を飲んでおいて頂く以外に、下剤による前処置を院内で行う方法にも対応しています。院内で下剤を服用後、そのまま検査に移ることができます。

▼院内下剤の使用が推奨されるのは、以下の項目に該当する方です。

  • 家族がいる自宅で下剤を飲むことに気後れする
  • 過去に大腸カメラ検査を受けたことがなく、下剤の飲み方に不安がある
  • 自分では、腸内がきれいになったか否かを判断できない
  • 自宅で飲むと、外にいるときに便意がこないか心配である

特徴4 十分な観察時間を確保しています

大腸カメラの検査時に観察時間が6分以内と短いと、病変の見落としが有意に多いことが海外の学術論文等で指摘されています。なかには、検査時間が短いことを強調した大腸カメラ検査もありますが、最新の高度な機器を使用する場合であっても、病変を適切に見極めて微細な病変を発見するには観察に8分前後、挿入まで含めると10~15分の時間が必要だと考えられます。このため、当院では十分な観察時間を確保しています。

特徴5 検査時に見つかった大腸ポリープをその場で切除

大腸カメラの検査では、大腸ポリープが見つかる場合があります。ポリープを放置するとがんに変化する場合があるため、可能なかぎりその場で内視鏡手術をして切除します。手術にあたって入院は不要で、別途食事制限をしたり下剤を服用したりする必要もありません。治療から予防まで1回の検査で完結します。
なお、ポリープの数や大きさ、形状によっては、入院による手術が必要になる場合もあります。その際には、責任を持って高度医療機関を紹介いたします。

大腸ポリープ切除について

特徴6 感染予防を目的として、ガイドラインに準拠した洗浄と消毒

当クリニックでは、内視鏡を日本内視鏡技師会(JGETS)ガイドラインに沿って厳重な洗浄、消毒を行っています。使用する内視鏡は1本1本厳重なシステムによって管理され、感染予防に努めておりますので、患者様は安心して検査・治療を受けていただくことができます。

特徴7 横になったままストレッチャーで移動

大腸カメラ検査では基本的に鎮静剤を使用するため、検査後にはリカバリールームで安静にして頂きます。検査を受ける際に横になってストレッチャーに乗ったまま検査室からリカバリールームに移動しますので、身体を起こす必要はありません。リラックスした状態で休憩して頂けます。

特徴8 土曜日の大腸カメラ検査

疾患を早期に発見するには、大腸カメラが重要な役割を果たします。そこで、平日には受診が難しい人でも気軽に検査を受けて頂けるように、当院では、土曜日にも大腸カメラ検査を実施しております。是非ご活用ください。

特徴9 大腸カメラ検査と胃カメラ検査を同日に実施

当院では、大腸カメラ検査と胃カメラ検査の両方を同じ日に受けることができます。検査のために何度も時間を確保するのが難しい方は、是非ご相談ください。

大腸カメラ検査で判明する疾患

ほとんどの大腸疾患では、似たような症状が認められます。このため、粘膜に生じる病変の特徴から疾患の鑑別が可能で、採取した組織による確定診断も可能な大腸カメラ検査が有効です。大腸カメラ検査を実施すれば、大腸ポリープや大腸がん、難病に指定されたクローン病や潰瘍性大腸炎などの疾患に対しても、適切に診断して治療することができます。
大腸がんは、早い段階で発見して適切な治療をすれば根治できる可能性が高い疾患であるにもかかわらず、がんによる死因や罹患率で男女ともに上位を占めています。こうした中、前がん病変である大腸ポリープや大腸がんを早めに発見するには、大腸カメラ検査が唯一の有効な手段です。検査時にポリ―プが見つかった場合、その場で切除して大腸がんを予防することもできますので、自覚症状のないうちに検査を受けることが重要です。

検査で見つかる病気

など

大腸カメラ検査を受けるタイミング

厚生労働省によるがん統計によれば、男女合計の罹患数で1位を占めているのが大腸がんです。直近20年間の死亡者数を見ても、1.5倍に増加しています。前がん病変である大腸ポリープは切除が可能な疾患であるにもかかわらず、大腸がんの死亡者数が増えているのは、ポリープや初期の大腸がんには自覚症状がほとんどないため、気付けないことが影響しているのではないかと推察されます。
大腸がんの発症リスクが増すのは50代に入ってからですが、ポリープがあると、少しずつ肥大化してがんに変化する場合があります。ただ、大腸がんも、早い段階で見つけて適切な治療を受ければ根治が可能です。このため、症状がなくても40歳を超えたら大腸カメラ検査を受けることが重要です。特に、喫煙や飲酒の習慣がある方や、ご家族に大腸ポリープまたは大腸がんの既往歴がある方は、早めの検査をご検討ください。当院では、苦痛を抑えた無痛大腸カメラ検査を実施しております。

大腸カメラ検査が推奨される方

  • 40歳以上で、過去に一度も大腸カメラ検査を受けたことがない
  • 大腸ポリープを指摘された
  • がんの既往歴がある
  • 血縁者に大腸がんの既往歴がある
  • 慢性的に大腸の炎症を起こす疾患(潰瘍性大腸炎やクローン病など)がある

大腸カメラを受ける際の注意点

大腸カメラを行う際は、前日より準備が必要になります。下記に、「食べていいもの」「食べてはだめなもの」を掲載しました。ご参考になさってください。
※当クリニックでは、大腸カメラ前日に召し上がっていただける「検査食」を2種類ご利用いただいています。

  • ご飯
  • 麺類
  • パン類
  • 肉
  • 魚介類
  • たまご料理
  • 豆腐
  • ジャガイモ
  • 水
  • お茶類
  • スポーツドリンク
  • 紅茶(ミルク・レモンは含まず)

※検査2日前から控えるようにしてください。
※夕食は午後8時頃までに、消化の良いものを軽めに摂り、早めに就寝しましょう。

検査食

  • ダルムスペースファイン
  • サンケンクリン

検査食をお渡しする際に、召し上がり方と併せ、検査時のご注意していただく点もお伝えしますが、ご不明点等ございましたら遠慮なくお問い合わせください。

  • ダルムスペースファインダルムスペースファイン
  • サンケンクリンサンケンクリン
  •  
  •  

検査当日

検査が終わるまで、飲食・服薬は禁止です。
タバコは吸わないでください。
自動車やバイク、自転車などを自分で運転してのご来院は控えてください。

大腸カメラ検査の流れ

診察・予約

STEP1

最初に、当「アイビー大腸肛門クリニック」受付にお越しください。

STEP2

受付後、待合室でお待ちください。
お名前が呼ばれましたら、診察室で医師の診察を受けていただき、採血・検査の予約、検査日の決定や、検査で必要な注意事項等をご説明いたします。
※すでに電話にて検査日が決定している方も、同様のご説明を行います。

大腸検査を受ける際の注意点

下部(大腸)内視鏡検査は、大腸内をキレイして検査をおこなうため前日から当日にかけて、準備が必要となります。

検査前日

検査前日は、朝食から一日を通して当クリニックの指定している検査食で調整を行っていただきます。

検査当日

検査当日の注意事項

  • 検査当日は、朝食を絶対に摂らないでください。
  • 水やお茶などの水分はできるだけ摂取してください。
  • 常用しているお薬がある場合は、必ず医師や看護師に申し出て、指示に従ってください。
  • タバコは吸わないでください。
  • 検査当日は、安全にお帰りいただくために、車・バイク・自転車を含めた車両での来院はご遠慮ください。

検査時間は通常30分程度で終了しますが、腸の長さや治療内容によって差があります。

腸管洗浄剤の作り方と飲み方

腸管洗浄剤の作り方

STEP1

腸管洗浄剤を開封し、中央の★印のラインまで水を加えたら、キャップを閉め、本体を手でぐっと押し、A剤とB剤を開通させます。

STEP2

開通した事を確認し、本体を上下に振って粉末を溶かします。

STEP3

さらに2ℓの線まで水を加え、キャップを閉めた後、もう一度本体を上下によく振り、粉末が完全に溶けたことを確認したら、腸管洗浄剤の完成です。
※腸管洗浄剤を冷やして飲みたい方は前日に作り、冷蔵庫に入れて下さい。

腸管洗浄剤の注意事項

  • 自宅を出る4時間ほど前から腸管洗浄剤の服用を始めてください。
  • 腸管洗浄剤は、コップに移し小分けにして服用します。
  • コップ1杯あたり10分~15分程度を目安に、1ℓ以上の腸管洗浄剤を便が透明になるまで、ゆっくりと時間をかけて服用してください。
  • この際、1ℓの腸管洗浄剤に対して、500㎖以上の水または、お茶(温かいお茶でもOK)を必ず飲むようにしてください。
  • 下記のような症状がおこった場合、便が透明にならない場合には、我慢せず、直ちに病院へお電話ください。
    • 気分が悪い
    • 吐き気がする
    • 吐いた
    • お腹が痛い
    • 顔が青ざめる
    • 息苦しい
    • 寒気がする
    • 顔がむくむ
    • めまいがする
    • じんましんが出る
    • 便が透明にならない
  • 腸管洗浄剤の注意事項

    腸管洗浄剤を服用開始より30~60分ほど経つと便意をもようします。腸管洗浄剤の注意事項我慢せずトイレに行き、排便するようにしてください。排便回数・便の状態を毎回確認し、薄い黄色で透明になったら検査可能となります。

STEP1

最初に、「アイビー大腸肛門クリニック」受付にお越しください。

STEP2

受付後、ロッカールームにて検査着に着替えていただき、検査室に入ります。

STEP3

お名前が呼ばれたら内視鏡ブースに入り、ベッド(ストレッチャー)の上に横になっていただきます。看護師が点滴をとり、血管内に薬(腸管の動きを弱め、検査中リラックスして楽に検査ができる)を注入します。

STEP4

左側を下にしてベッドに横になり、検査が始まります。肛門から内視鏡を挿入していきます。医師がモニターに映る大腸の内部を隅々まで観察します。

STEP5

検査終了後は、リカバリールーム(回復室)にて、ゆっくりお休みください。
休憩後、ロッカールームで洋服に着替えてください。
検査後は回復室にてお休みいただきます。休憩後、洋服に着替え、診察室にて医師より検査結果の説明があります。
検査結果は画像でわかりやすく説明し、その後報告書をお渡しします。

検査後の注意点

  • 通常、飲食は1時間後から可能です。
  • 検査当日のお風呂はシャワー程度にし、車の運転や強度の運動は避けてください。
  • 検査終了後、気になる症状がある場合は、すぐに医師にご相談ください。

内視鏡検査の予約

検査について

胃カメラ・大腸カメラ(内視鏡検査)のみをご希望の方へ

  • 内視鏡検査は、予約制となります。ご予約方法は、お電話、もしくはご来院いただきご予約ください。
  • ご予約いただいた検査日程の前に、検査日程とは、別日にご来院いただき診察が必要となります。(事前診察内容:採血、検査説明、検査当日使用の下剤のお渡し等)
  • ご来院の際には、おくすり手帳の他、健診の結果等がある方は保険証といっしょにご持参ください。

※内視鏡検査以外に、肛門科外来や便秘外来など診療を行われる方についても、当クリニックで内視鏡検査をおこないますので、遠慮なくお問い合わせください。
※内視鏡検査を女性医師でご希望される方も、診療時間内にお電話、または当クリニック受付にご相談ください。

授乳中の方へ

授乳中の方へ

お子様への授乳は7日間避けてください。
内視鏡検査では、鎮痛剤等、数種類のお薬(通常の服用量)を使用いたします。検査を受けられるお母様には影響ございませんので、ご安心ください。

鎮静剤について

当クリニックでは、苦しくない内視鏡検査を受けていただくために鎮痛剤を投与しております。但し、効果については、個人差がございます。予めご容赦ください。

大腸カメラ検査の費用

大腸内視鏡事前診察 初診料+感染症採血 6,000円前後
胃・大腸内視鏡事前診察 初診料+感染症採血+検査食 6,000円前後
手術予約 初診料+直腸鏡+術前検査 4,600円前後
大腸内視鏡 観察のみ 5,500円前後
組織検査(1カ所) 9,500円前後
組織検査(2カ所) 13,000円前後
組織検査(3カ所) 16,500円前後
ポリープ切除 20,000~24,000円位
胃+大腸の内視鏡・観察のみ   9,000円前後